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2006/01/22

メディアとしてのミュージアム

神楽岡工作公司スライド会『メディアとしてのミュージアム』

神楽岡工作公司のスライド会へ参加しました。昨日の「けんちくの手帖」といい今週末は山にも行かずおべんきょう(?)の休日です。

講師の図師氏は恐竜マニア。歳はわたしと近いくらいと思うのですが、自分の研究(本業は文学部の研究者です)をしながらも恐竜という、そのへんにいる人にはちょいと一般的でないテーマについての驚くべき深い造詣。いやいや、ひどくマニアックでした。自分のなかでどんなことでもいいからそれだけのマニアになれている、なれそうな分野があるだろうかと振り返させられました。「山と建築」で何か語ることができたら面白いのだけど。まだまだだな。。。

講演は豊富なスライドを駆使してビジュアル的におもしろおかしく建築空間のことにも触れたりと二時間あまりの時間でしたが、お酒も入ってチャチャも入ってアッという間に過ぎてしまいました。恐竜の骨の迫力ある写真から旧体制のミュージアムのありかた、つい最近のミュージアムの展示など。国柄・土地柄によってミュージアム施設へ力の入れ方が違うこと。それは大きくはお金の問題であること。

以前のミュージアムは、「こちらはAです、あちらはBです」なんて分類的展示の方法であったけど、今は時系列を通じてモノゴトの流れを伝える展示方法へ変わってきている。大昔に繁栄し、そして滅びた『大きな』恐竜というものに価値を見出していた時代から、「鳥類」の祖先としての今につながる、進化の歴史の一端をになう恐竜という存在に価値を見出してきているというお話し。

マニアックな内容から建築的なこと、そしてミュージアム展示から見える社会的思想の変遷など奥行のあるヴォリューム満点の内容でした。スライド会がおこなわれた神楽岡さんの空間も隠れ家的、秘密結社的な心地よい場でした。機会あらばまた行ってみたいと思います。

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