風水土のしつらい展
古色の美のナカジマさんの出展があるということで、最終日でしたが梅田大丸へ行ってきました。木や土や絹に紙、鉄、石などなど、自然界の身近な素材をつかった作品が目白押し。日本の、アジアの衣食住の文化の中には、機能的にも意匠的にも優れた自然のモノが、たくさんあったのだと感じさせてくれました。今の世に溢れる使い捨ての化学製品とは違う、使って生まれかわる素材たち。大切な文化です。
石原稔久氏の作品が気になりました。棚に並ぶどの作品も、とても土っぽい優しい質感。あまり見ない表情をする焼き物で、目に留まりました。聞くと、弥生時代の土器の風合いをつくりたかったそうで、苦心の末、生まれた作品のようです。新しい表情だとおもったのですが、弥生式土器とは。。言われてみれば、なるほどまさに教科書で見た土器です。ひとめ気に入った椀をひとついただきました。
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