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2007/01/21

沢田マンション

200701211

■四国周遊■(vol.4:沢田マンション)

四国周遊も折り返し地点、高知県にたどりついた。昨春の「けんちくの手帖」でこのケンチクのことを知って以来、いつかは行きたいと思っていた沢田マンション。沢田夫妻がコツコツと、セルフビルドで建ててきたマンション。この規模のケンチクをセルフビルドしてしまったと言うのだから恐るべしである。

高知市の中心街より少し北側に外れたところに沢田マンションは建ちます。写真では何度か見ていてたのだが、その場で本物を目の当りにすると、その規模に驚く。デザイン的にも水平ラインが美しく流れ、白い外壁が清潔感のある印象。さっそく、敷地内にお邪魔する。管理人さんに一声かけようとしたがお留守のようで、掃除をしていた住人さんらしきお方に聞いてみると、「スキーに行って、今はおられない」とのこと。残念だけど、見れそうなところだけ見させてもらうことに。

セルフビルドしたということで興味があったのだが、実際いってみるとその面白さもさることながら、プラン面白さにに眼がいった。昨今のマンション建築は防犯上、外部に対しては完全に閉じてしまうことが多い。オートロックがかかった建物の中に訪問者が入ることは容易ではない。だけど沢田マンションは全く逆の発想。外界人ウェルカムといったプランなのである。アプローチに僕を妨げるものはなにもない。扉など物理的な障害だけでなく、その場の空気から敷居が低いのである。建物のへと近づいてみる。各戸が廊下に面して入り口があるだけでなく、おおきな開口部がこっちを向いている。こちらがすこし小っ恥ずかしいくらい。居住空間から共用空間へと、常に外に顔を向けたプラン。もちろん住む人のほうも見られては困るのでカーテンなりで目隠しはしているが、壁面に比べれば境界感は格段にない。住む人の暮らし方に創意工夫がいるのだろうけど、それ次第で光も風も抜ける、開放的居住空間が提供されているよう。さすがに増殖しつづけている建築ということで、積年の増築増築が重ねられている様もありあり。必要な空間を必要なときに付け足していった場面がたくさん見られる。可変的な建築。自由でおおらかな建築です。

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