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2008/04/24

瑞光の家

20080424_2

一ヶ月ほど経ってしまいましたが、「瑞光の家」が完成しました。去年の2月から設計が始まって、およそ1年。鉄骨造3階建、住居兼事務所のプロジェクトです。

設計の仕事は、建て主さんとの出会いがあり。それから打ち合わせを重ねて、彼らの生活観、価値観をつかんでいきます。建て主さんの感覚と自分のそれが共有できるか、ということが大切になります。最初は手探りで進んでいくことが多いです。

今回の「瑞光の家」は中学時からつきあっている友人が建て主さん。わたしも中学生のころよくお邪魔したお家の建替えです。彼とは20年来のお付き合いなので、お互いヅケヅケとモノを言えてしまえる。いつも苦労する手探り期間がほとんどなく設計を進められました。

住宅密集地ということで、設計屋さんのコンセプトとしては外に閉じて、中庭やトップライトなど外部と干渉の少ないところで外部環境を取り入れるプランを目指すことが割合多い。だけど、ここは彼のずっと住み続けている場所。お隣のおばさん、対面のおじさん、地域の人たちとの関係がすでに出来ている。

ということで、彼の「外に開いてほしい」という要望もあり、町側である道路方向に大きな開口をとり、建物が威圧的にならないよう軒高をおさえ、町に対して閉鎖的にならない案を提案。受け入れられました。

外に対し十分に開いたことで、家の中にいても町の生活が目に入る。自分もこの地域の中で生活しているということが実感できる。ポンっと、見ず知らずの土地へ移った場合には、簡単には築くことのできない地域社会との関係、隣人との適度な距離。その場所を「知っている」ことの安心感。

その場に住み続けるということの可能性を感じます。

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コメント

竣工おめでとうございます。
外に開かれた家 いいですね
お施主さんの性格や好みを知り尽くした上で
設計できるのは素晴らしいことですね
次も期待してますよ
また丁稚場にお邪魔します。

投稿: fuji | 2008/04/24 15:28

fujiさん。こんにちは。
そうですね。お互い分かりあいながらの作業で、今回はいいお仕事をさせてもらいました。次も頑張らねば。また、丁稚場よってください~。濃いコーヒーでおもてなしますよ。

投稿: げんた | 2008/04/25 00:11

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