« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »

2010年10月

2010/10/27

日立の家・造作工事が終了、仕上げ工事へ

日立の現場は大工さんの仕事がほとんど終わり、仕上げ工事に入ってきました。下地の最終確認と仕上げの選定のために、建て主さんと現場で打合せ。いつもの夜行バスに揺られて行ってきました。

2010102501

外壁は木板張とラスモル塗装。板張りは1層部分なのでメンテナンスも容易です。建て主さんの要望で仕上げの防腐塗料はブラックに決定。色を選ぶ感覚が近いので決定もスムーズです。

2010102502

庇は出巾を1mとっています。庇で室内に入る日射をコントロールして、雨から外壁を守るというのは木造建築ではとても大事なことだと考えているのですが、現在の都心で多々見られる、敷地条件に余裕のない宅地割では十分な軒の出がとれないことも多いのです。庇も満足に出せない余裕のない区画割は日本の住環境を壊している一因。

軒先のこの空間が半屋外空間になり、雨模様を窓を開けっぱなしで感じてみたり、軒先に椅子を出してボンヤリしてみたり。そんな生活を思い浮かべています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/10/20

いしころカフェ・構造補強

いしころカフェの工事が11月あたまの引渡しに向けて急ピッチで進んでいます。今週末にはオーナーさんと学生さんとのセルフ工事があるので、その前に進めておきたいところもあって、現場は増員してバタバタとしています。

2010102001

店のコンセプトがいびつなことをヨシとしているので、内部仕上げは珪藻土塗りで素人さんのセルフ工事。当事務所では定番セルフ工事の和紙張りも予定しています。悪いところの下地補修だけ左官屋さんにお願いしています。

2010102002

壁を破っているうちに木製の古建具が思わぬところに現れて、急遽方針変更、それを利用することに。設計時より現場の発見でよくなっていくのが、改修工事の面白いところです。


古い木造家屋の改修の時は構造補強をするようにしています。内装だけをデザインするのではなく、構造や性能を含めて建築をデザインすることが建築屋の職責だと思っています。表層だけをデザインする内装屋とは差別化できるところ。

2010102003

簡易な耐震診断をして耐力壁が不足している間口方向に耐力壁となる壁を計画しました。店舗の正面顔になるところで開放感も欲しいところなので、耐力壁は90角の筋交いで構成。木材は美しい木目の通る吉野杉を使います。店舗の顔になり、外部との境界になり、構造上も外力に耐えてくれる壁です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/10/05

いしころカフェ・工事がはじまりました。

阪急岡本~JR摂津本山の駅前に商店が並ぶ石畳の小路があります。小規模な建物と石畳の小路が閑静なヒューマンスケールで歩いていて心地のいい街です。そんな素敵な街の商店街の一画でカフェの設計のお仕事をさせてもらっています。

2010100403PERU/AREQUIPAの石畳

ガタゴトガタゴトと石畳ゆえに車のタイヤの音が鳴ったり、真っ黒の味気の無いアスファルト路とは違い、足裏に石の凹凸を感じ人の手作業を感じられたり。石畳の路っていいです。

2010100401

築50年ほどの古い木造家屋の改修です。解体工事がひと段落したタイミングを見計らって、大工さんと現場で打ち合わせ。こういう古い木造建物の改修工事では多々ありますが、内装をはがしてみて「うーん。どうしたものか・・」と。設計段階ではある程度想定して図面を進めますが、現場に入ると設計時の想定と違っていることが。そんなときは現場で調整をしないといけません。現場で寸法を決めプランの微調整をし、構造体の補強方法の納まりの検討、一部、柱の入れ替えもお願いしました。

オーナーさんのお姉さんが大学の建築学科の先生なので、内装工事は学生さんにも手伝ってもらってのセルフビルドも考えています。オープンは来月あたま。オーナーさんの仕事が速く、お店のホームページもすでに出来ています。「地味で、さえなくて、ちょっぴり変。だけど、なんだかほっと和む」、素敵なコンセプトのお店です。

いしころカフェ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2010年9月 | トップページ | 2010年11月 »